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ジャニーズは夢の世界ではなく現実。うまく取り入れてヲタ活と日常生活のいいとこどりをゆるゆるめざしてます。

すべての四月のために 森田剛ではなく「作品」に満たされる

観劇してきました「すべての四月のために」。

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11/25昼公演に行ってきたんですが、藤ヶ谷宮田がきてたんだね!?

失礼ながらまったく気づきませんでした。。笑 藤ヶ谷さんのキスログに

感想が綴られてると聞いて見にいったけど、ちょっとかわいすぎるね!?笑

ガヤってあんなスマートに見せて文章ちょっとヘタなとこがかわいいなーと

思ってるんだけど今回の「剛君ともっと話してみたい(„・_・„)」

「俺の人見知り消えろ。笑」の破壊力はちょっとすごかったね…すき… ←

 

はい、というわけで感想をつらつらと。

 

まず今回の会場が東京芸術劇場ってことで…大学時代にオーケストラの本番で

使わせてもらったことはあったのですが、舞台を観に行ったのははじめて。

すっっっごくすてきな劇場ですね!全体的にシアターコクーンに造りが似てて、

グローブ座にもちょっと似てたかな。伝統的な西洋の劇場!ってかんじの

落ち着いた雰囲気。

 

会場もさることながら、今回の公演パンフレットがまたおしゃれすぎて。

サイズ感もつかってる紙も、パンフレットというより良質な書籍なんですよ…!

写真もすてきだし、すばらしい。行かれる方にはぜひぜひ購入していただきたい!

 

 

で、本編の感想は…まず、いい意味で森田剛を見に行ったかんじがしなくて、

ちゃんと作品そのものに満たされたー!!!!とおもいました。

いろんなキャラクターが出てくるんだけど、どの人もすっごくチャーミングで

魅力的なんだよね。決まった主役はいなくて、みんなが主役というか。。

剛くん出てるのに普通に違う人見てるときもあったし(笑)それほど森田剛

森田剛として存在してなかった。すっかり萬石として溶け込んでた。

(最後カーテンコールで唯一森田剛になる瞬間があって、そのとき見せる

無邪気な笑顔がとんでもなくかわいくてそこがまたズルいんだけど…

お父さんお母さん役の山本さん麻実さんと手つないで、かわいらしく

舞台からハケてくところがもう、「おばあちゃん子な剛くん」が全開で

とにかくかわいいんです。。。)

 

 

はい、話を本編に戻して、舞台は日本統治下の朝鮮ってことで

戦時中の話だし辛い時代のなか懸命に生きる家族の話なんだけど

剛くんがパンフの中でも語ってるとおり、「悲しいから悲しむ、のではなく

悲しいから笑おう、という生き方をしている」「そこに人間の力強さを感じる」

んですよね。「ここ笑っていいの?」って常に迷わされるくらい

すごく悲しいはずの場面で絶妙に笑えるポイントを入れてくる演出が

印象的でした。気づいたら泣いてる瞬間もあったんだけど、自分でも

悲しいから泣いてるのか、感動してるからなのか、愛しいからなのか、

よくわからないけどとにかく心動かされて涙がでてくる。。。みたいなかんじで。

でも日本が戦時中被害にあった視点だけじゃなく、支配していた側にも

なってたことをこういう作品通してきちんと知るって、すごく大切なことだよね。

 

萬石の妻の秋子が、日本兵の高田と結ばれてしまうシーンは

剛くんもパンフで「秋子のような人が衝動で動いてしまう姿は、すごく色っぽいですね。」って

語ってるとおりすっっっごく印象的でした。

教師という仕事をしてる真面目な秋子が、死の恐怖とたたかう高田と

衝動的に惹かれあって結ばれる究極の愛。。。たまらなかったです。

 

一方、萬石は妻がいるのにその姉を想いつづけるという、設定だけ聞くと

「クズ男」なんだけど(笑)いざ作品を見てみるとすごくピュアなんですよね。

鈍感力があって、イライラするくらいにまっすぐで純粋。

不思議な魅力のあるひとでした。 しかも、剛くんが息子役を一人二役で演じてたのも

驚きで! びっくりするくらいに優しくて純粋無垢な声をだすんだよね。。

別人みたいに。。。森田剛の新たな一面をまた見せられて、脱帽。まいりました。

 

でも今回は剛くんはもちろんだけど、キャストのみなさまがとにかくもれなく全員

すてきだった。あんなに、どの登場人物も愛しく感じられる舞台って

なかなかないのでは。。。スピンオフを見てみたいと思うくらい。

 

今回は朝鮮が舞台ってことで、韓国マスターの相方と観劇できたのもうれしかった!!!

いろんなポイントで共感しながら、感想を分かち合えたのも。

 

すてきな舞台を、ありがとうございました。