10220

ジャニーズは夢の世界ではなく現実。うまく取り入れてヲタ活と日常生活のいいとこどりをゆるゆるめざしてます。

語彙力が足りなくなる傑作 ダブル・トラブル について

ダブル・トラブル ハリウッドチーム プレビュー公演。観劇してきました。

緊急事態宣言の発令。大阪公演の中止。主催側も、観劇する側もいろいろな事情と思いを抱えてこの日を迎えたと思うと、当たり前に迎えられる日ではないんだよなあ…としみじみ感じて。

 


観劇させてもらえる感謝の気持ちと、大切に時間を過ごしたいという気持ちと、なんとも言葉にできない初めてのドキドキ感と共に会場に伺いました。

 

 

 

◻️概要と全体的な感想

舞台は1940〜1950年代のハリウッド。

作曲家のジミー(福田悠太)と作詞家のボビー(辰巳雄大)の兄弟が、大手映画製作会社の新作ミュージカル映画の音楽を書くために奮闘するというのが大枠のストーリー。

そこにボスのガーナーやアシスタントのミリー、監督のクリースト、ベテラン音響エンジニアのビックス、助手のシーモア、エージェントのクイックリー、女優のレベッカなどなど個性的なキャラクターが次々登場。さまざまなハプニングが巻き起こっていく歌ありダンスあり笑いあり!!!なドタバタコメディ作品です。

 

まずあらためてすごいのが、ここに書いてある登場人物を全員2人(一部シャドーの役者さんと連携しながら)で演じているということ。

音楽はピアニスト小林創さんのピアノ1本のみ。


何人ものキャストによって創り上げられた舞台と錯覚してしまうほどの完成度だし、大きな感心もあるんだけど難しいこと考えずにとにかく笑えて。

観てる側はあまりにも楽しいけれど、これを創り上げるのにどれだけの努力があったのかと思うと…どれだけ想像しようとしても、しきれないんだろうな…頭が上がりません。

 

様々なキャラクターを演じ分けないといけないだけでなく、ミュージカルだから当然歌も踊りも満載で。傘とかハットとかの小道具を使って踊ったり、タップしたり。


初めの方は緊張してたのか、小道具落としちゃうところもあったりしたけど、それだけこまかい動きの連続なんだよなあ…と。

歌も、女性として歌うところもあるから高音が続いたりしてね…もちろんハモリもたくさんあって音取りづらいだろうな〜と思うところも多く。

 


でも「なんて大変そうなんだ!!!」と思う以上に笑いの要素満載で、流れの作り方が秀逸で飽きずにただただ楽しく見ることができるから、それが何よりすごい。もうこの良さを表せる語彙力はないのですけれども。。(あきらめ)

 

 

とにかくパンフレットのウォーリーさんの言葉に、全てが詰まっている気がしました。

 


ただ笑いたい人にも、

4人を応援したい人にも、

いいものが観たい人にも、

全方位的に楽しんでもらえる作品になったらいいなと思うし、そうなりそうな気がしています。

 

 


◻️「4人を応援したい人」について

多くの方がおっしゃってましたが、ふぉ〜ゆ〜ファンにとって、辰福ファンにとって、こんな2人が見たかったーー!!!と叫びたくなるほどに夢のような時間が続きます。ずっと2人だけを観られる贅沢さ、かわいかったり色っぽかったりいろんな形での絡みが観られる幸福感、感謝しかないです。


なんか、2人が立ってきた舞台の集大成感がすごいんですよね。1940〜1950年代のアメリカといえば「23階の笑い」だし、(あれはテレビ番組の裏側だったけど今回は映画×音楽の裏側だからクリエイターたちのドタバタ劇という題材も似てる)

セットチェンジがほぼない中で起きるドタバタコメディといえば「壊れた恋の羅針盤」だし…

GACHIのポーラを彷彿とさせる、セクシーなレベッカも登場して…!

今までの作品での経験が活きてるんだろうな〜〜!って想像して勝手に嬉しくなっちゃいました。

 

 

 

◻️いいものが観たい人

ここでは僭越ながら、ファンとして、というよりもちょっと俯瞰して作品を見たときの視点を綴ります…

LINEライブで「福ちゃんはもはやミュージカルスター!」「すごく歌がうまくなった!!」的なコメントを見た福ちゃんが「うまくなったのかもしれないけど、ミュージカルはそもそも歌うまい人が出るものだからね…」ってつぶやいてた言葉が忘れられなくて。

今回の作品に関しても、昔と比べて「うまくなった」では本人として決して満足していないんだろうなあ…と、思いました。

 


話は少しずれるのですが、元Travis Japanの百名ヒロキくん(仲田拡輝くん)が出演する外部ミュージカルを観に行ったときに、すごく上手いと思って観ていたけど…やっぱりミュージカルファンの方からのシビアな感想ツイートを目にすることは、正直あって。

ジャニーズの看板がない厳しさを感じたんですよね…

そういった意味で「役者として勝負していきたいから」と退所することを決断した森田さんの話とかも紐づいて、いろいろ考えさせられたりして…

 


何より優秀病棟のときの福ちゃんのパンフの言葉は、やっぱりずっと忘れられないですね。

「ファンの人にもお芝居を純粋に楽しむ一観客になってほしい」って。

ファンが舞台作品ではなく、お目当てのアイドルを見に来てるのでは?というモヤモヤについて語っていたのは、わかってはいたけどやっぱりそうだよね…難しいよね…と。

 


ファンの視点で楽しむ気持ちはもちろんあってよくて、でも変に盲目にならずに作品のクオリティに対してモヤっとすることがもしあったとしたら、それを見て見ぬ振りをする必要はないんだろうな。。

(誤解を生む書き方かもしれないですが、今回の作品は本当に最高です!!!!!)

 


だからカテコのスタオベも、お決まりだからってかんじでやるのには少し抵抗があって。無条件にするのではなく、心から作品への敬意を込めてやれるといいよね!!(今回心からスタオベさせてもらいました!!)と思ったしだいです。

 

 

 

とりとめもなく長文で綴ってしまい失礼しました!とにかく、今回の作品はあまりにも最高で表現するには語彙力が足りないので、1人でも多くの人に届いてほしい!!観劇のチャンスがあってほしい!!と心から願っております…

どうかどうか残りの公演が無事に開催されますように……

東京公演も伺う予定なので、またつらつら綴らせてもらうかもしれませんが、ここまで読んでいただきありがとうございました…!