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ジャニーズは夢の世界ではなく現実。うまく取り入れてヲタ活と日常生活のいいとこどりをゆるゆるめざしてます。

ナラタージュと契約更新 20代ラスト突入まであとすこし

お久しぶりです!本日のタイトル。帰宅したら家の契約更新の書類が届いてて…

一人暮らしデビューしてから早2年。

最初はこんな殺風景でシュールなかんじで始まった一人暮らしも今では

だいぶちゃんとした部屋っぽい部屋で過ごせています。笑

forestwisteria.hatenablog.com

 

で、この2年の間にプライベート充実させて、更新までにはすてきな相手と

次どこ住もうかなんて語らいあう妄想をしていましたが(←)

あっという間に経ってしまいましたね。。書類に書いてある「新契約期間」を見て

なんだかぞっとしちゃったよ。「2017/12/20~2019/12/19」。

2019年…その頃わたしは誰かにとっての何者かになれているのでしょうか!

変わらず同じようなことをモヤモヤと考えてる気がしてこわさしかないな!笑

 

というわけであと1週間で20代最後の歳に突入というタイミングで、自分自身と

ちゃんと向き合いたくて、まずは恋愛感から…ということで見てきました

ナラタージュ。ハッピー感のかけらもない終始どんよりした切ない渋いラブストーリー

なんて今の気分にピッタリ!と思って観に行ったけど、思ってた以上の

つらさがあって、出てくる人たちみんなこじらせすぎてて、

自分の経験や感情と重なるところも多々あって…うん、なんていうか

1周まわっておもしろかった。笑

 

以下ネタバレふくみます!

 

ざっくり言うと、奥さんのいる先生のことを好きになっちゃった生徒が

在学中に先生と「先生と生徒以上、恋人未満」の関係になってしまい

卒業しても先生のことを忘れられず、自分のことを狂ったように好きになって

くれる他の人がいてその人と付き合ってみるものの、やっぱり先生じゃないとだめで

結果結ばれないんだけどなんとか幸せを目指して歩んでいこうとする話。

(ざっくりさがひどい)

 

MJ演じる葉山先生がもうね…何もかもがずるすぎてほんとイライラする。笑 

でもすごく魅力的で好きになってどうしようもなくなって、結ばれないことも

嫌いになれたらラクなことも、他の人を選んだほうが幸せになれることも

頭でわかってるんだけどやっぱりどうしようもなく好きになってしまう

泉(有村ちゃん)の気持ちが痛いほどわかるんだよね。。

 

葉山先生はどんなことがあっても動揺しないし、常に圧倒的にやさしい。

おちついてる。料理ができるし看病しに家まで来ておかゆとすりおろしりんごまで

つくってくれる。笑 でも常に何かを背負ったような顔をして、影があって、

弱さがあって、お酒が入るとその弱さをかわいさと共に突然に出してくる。。

 

終始ずるい人で、過去に出会った同じような人を思い出してはほんとうに

イライラしたけど、特にずるいとおもったシーンをいくつか。

 

高校の卒業式の日、最後の最後別れのタイミングで泉を抱き寄せ

キスする葉山先生。軽いのを1回とかいうレベルじゃなく、何度か角度変えてする形のキスしておいて、「ごめん…」ってひとこと言ってその場を去るという。

このシーンに限らず葉山先生は「ごめん」が多すぎて、

好きな人に「ごめん」って謝れたときほどなんて返していいかわからないときは

ないよ?って教えてあげたい。好きな人からのごめんは本当につらい。

 

そして物語の終盤、あらためて葉山先生が泉に別れを告げるシーン。

「あの頃僕は君に逃げ込んでた。でも恋ではなかったんだと思う。だけど

僕にとってそれ以上のかけがえのない存在だったのは事実。僕は君に救われたんだ。」

みたいなこと言うんだけど(スミマセンだいぶニュアンスで記載してます)

自分の弱さを全部さらけだして「逃げ込んだ」という表現をして同情を買って

おきながら「恋ではない」という残酷な事実を伝え、最後には感謝で締めくくって

相手に何も言わせなくするっていうこの葉山先生のずるさね……

いや、彼も深い闇を抱えてるのはわかるし弱くてかわいそうな人ってのは

わかるんだけどね。あまりにずるいし泉にとったらこの振られ方は残酷すぎるよ…

 

で、こんな葉山先生に振り回される泉のことを狂ったように好きになって

最終的にはホラーかよってくらい嫉妬する小野くん(坂口くん)。

1回付き合ってみたものの、やっぱり違った。先生じゃないとだめだ。って

気づいた泉が小野くんに別れを告げるシーンがあまりに切なすぎた。

小野くんが私のことを思ってるように、私も先生のことを思ってるんだよ…ごめん…

みたいなセリフ。 同じようなことを言ったことがあるなと脳裏によぎり、

自分も気づかぬうちに残酷なこと言って人を傷つけてきたのかもしれないと反省。

葉山先生に傷つけられてる自分のことでいっぱいいっぱいになって

小野くんのことを心から気遣うことなんてできない泉…わかるよ…わかるけど

泉も見る人が見たらひどい女の子なのかもしれない。。。

小野くんに何度も抱かれながら、最後先生と別れるとき「最後に先生の家行きたい」

って言って先生にも抱かれて終わってるしね。。はあ。。つらい。。。

 

最後に抱かれてるところはもう、そのあとやってくる虚無感のこと考えたら

ほんと切なすぎてみてて辛すぎた。先生の全部がほしい、五感ぜんぶで

先生を感じようって必死になる泉…別れるときにこうなるのはよくないよね。

ほんとにそう思う。

 

というわけで全体的につらくて心がざわざわする映画でしたが(笑)

どんなにつらくたって理性でどうにもできないことはできないし、好きなものは

好きだし、忘れられないものは忘れられない。きれいに全部クリアにして

前に進むのは難しいけど、そんな現実や自分のモヤモヤとどうにか折り合いを

つけながら、忘れられない思い出は抱えつつ、一歩ずつ前に進むしかないんだって

すごくシンプルな現実を突きつけてくれた映画だと思います。

 

恋愛ってむずかしいなあ。ほんとうに。

 

頭で「この人のこと好きになれるかもしれない」「付き合えるかもしれない」

ってむりやり思ってる場合はきっとほんとの恋とは違うんだろうなっていうのは

あらためて感じました。(特に自分の場合は)

 

恋愛したい、相手ほしい、って焦るのはよそう。

 

寂しくなっても自分のことを大事にしてくれない人に依存するのはよそう。

 

自分と向き合う時間をつくって自分のことをちゃんと大事にしてあげよう。