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ジャニーズは夢の世界ではなく現実。うまく取り入れてヲタ活と日常生活のいいとこどりをゆるゆるめざしてます。

隅田川ヤングロード物語〜嗚呼!そりゃあいけねえぜ!〜 10/22初日@東京

10月22日。この日は34回目の誕生日。


誕生日にコンサートや舞台などの現場があって、チケットがとれて、無事に入れる機会ってそんなに多くはないと思うのですが…


今回は舞台「隅田川ヤングロード物語〜嗚呼!そりゃあいけねえぜ!〜」の初日とも被っていたということで!チケットも無事当たり、貴重な経験をさせていただきました。ありがとうございます。


2018年「放課後の厨房男子」から毎年恒例となっているこの小林顕作さん率いるカンパニー。(カンパニー内の内輪ネタでは「パンカニー」と呼ばれてましたが)


まさかこんなに続くとは思わなかったし、放課後の厨房男子シリーズ以降は違った作品を同じカンパニーで上演する、というのもびっくりで。


これまでのシリーズについて、何も考えずに笑えて楽しんではきたのですが…舞台作品としてものすごく自分にハマっていたか?というとそこまででもなかった…というのが、正直なところでした。(あくまで好みの問題です)


それでも、これだけ同じ人たちで続けてきたことの価値を年々感じられるようになっていって、その歴史があるからこそ今回の作品も楽しむことができて。個人的には昨年のBORN 2 DIEより好みでした。


まずふぉ〜ゆ〜それぞれのキャラクターについて。


福ちゃんは東京の下町にある商店街「隅田川ヤングロード」にある団子屋、「丸福商店」の主人。丸福五郎。


東京の下町設定で福ちゃんが似合わないはずないのですが、もう江戸っ子な喋り方も、衣装も、何もかも違和感なさすぎでした。

サブタイトルの「そりゃあいけねえぜ!」は五郎の台詞として何度も登場して、彼が物語の軸であることは間違いないなあ、と。福ちゃんの江戸っ子感が、小林顕作さんに作品全体についてのインスピレーションを与えたのかなーなんて思ったりもしました。

(まあでもふぉ〜ゆ〜4人とも、親しみやすい下町感がありますね)


その五郎の息子が、辰巳演じる末吉。

ふぉゆで親子やるって、いくらなんでも無理があるのでは!?と心配しましたが、さすがの違和感のなさ。最初から最後まで普通に息子として見てました。辰巳は中立的な立場でストーリーテラーになることが多いけど、今回もそんなかんじだったかな。


こっしーは五郎のライバル役的なキャラで、呉服店「はんなり屋」の主人、高輪はじめを演じてましたが…

よかったですね。こっしー持ち前の品の良さが出てたし、ちょっと情緒不安定で泣きじゃくったりするのもかわいかったし…

越岡担のみなさん揃って言ってましたが、和服もスーツも最高でした!似合いすぎてました!!!他の担当もうらやむ、衣装のバリエーションだったのではないかと。


なんだかんだ、今回の個人的なMVPはマツかな…!五郎の飼い犬ポチ役が似合いすぎてて、特に「突然普通にしゃべるポチ」が秀逸で笑いすぎました。


しかも、ここからはネタバレになりますが、まさかの大物俳優役から毎年おなじみのちょっとだけ出てくる堂本光一(!?)役まで振り幅広すぎて!!!


堂本光一風の人、毎年見てる方には共感いただけると思いますが…出番増えてますよね…?

(ご覧になってない方にお伝えすると、途中Endless SHOCK絡みの小ネタがあって、その瞬間に突然SHOCKのコウイチ風の格好をした人が出てくるというものなんですが…これが雰囲気出すぎてて、爆笑なんです)


小ネタは多すぎて書ききれないのですが、

堂本光一以外にも過去作品の演出がちょくちょく出てきて。初見の方にどこまでおもしろさが伝わったか不安はありましたが、ずっと見てきてる立場からするとクスッとするシーンが多くて楽しめました。


そして。今年から全面的にコンセプトに入っている「劇団尺伸ばし」。

何気なく言った言葉でもキャッチーでみんなの頭に残ると、こうして代表的なキャッチコピーになってずっと使われることもあるんだな!すごいな!と。

去年は誰もここまで全面的に使われる言葉になるとは思いませんでしたもんね。

言葉っておもしろいな。


そんな劇団尺伸ばしによる、日代わりゲストが登場する「尺伸ばしコーナー」。


私が行った初日はずやさんこと、楢木和也さんがネコのミーちゃん役で登場!


ふぉゆを始め、キャスト全員驚きすぎて爆笑してましたが…ネコのメイクのクオリティが圧倒的本物感があって!!!ミュージカルのキャッツ並でした。ほんとに。思わず双眼鏡でまじまじと見ちゃいました(笑)


このコーナーはもう舞台というか、ENTA!のコントコーナーを見てるようでしたが(笑)ここまで大々的にやられると、これはこれでアリだなあと(笑)シソンヌ長谷川さん、なだぎさんバージョンも見たかったなあ…

(23階の笑い大好き芸人)


あと、何回かふぉゆ4人が下町のヒーローとしていろんな作品のパロディをしつつ登場するシーンは、声出しそうになるほど好きでした(笑)


すり〜ゆ〜が「ヤングブルー!」「ヤングレッド!」とか言う中、マツ(ポチ)だけ「ヤングドッグ!」って言うのがツボすぎて!ヤングドッグってなに?(笑)


演出的な話で言うと、客席降りの演出が何年かぶりに復活してて…これは感慨深かったですね。一体いつぶりだったんだろう…

初日だったのでもちろん全く知らず、突然近くまでマツたちがやってきたのでびっくりでした!!


こういうサプライズがあると舞台はやっぱり楽しいし、少しずつ本来の演劇のスタイルに戻っていってるのかな…このまま後戻りしてほしくないな…と、強く思いました。


ふぉ〜ゆ〜本人たちも言ってましたが、既に毎公演全然違う作品になっていってるみたいですね。


初日しか見てない私と、2日目以降に見た方ではきっと全然違う感想を持っているのだろうなと…


毎度おなじみの前野さんとか、のんちゃん(野澤くん)とか、他のキャストも個性ありすぎ笑えすぎ!だったのでどんな風に爆発してるのか、気になります。


とにかく全員健康に、最後まで走り抜けられますように!引き続きのパンカニーあらため、劇団尺伸ばしの活躍をお祈りしてます。

 

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