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ジャニーズは夢の世界ではなく現実。うまく取り入れてヲタ活と日常生活のいいとこどりをゆるゆるめざしてます。

RENT2023 「愛の人」エンジェルと百名ヒロキ

本人からのお知らせが届いたのは、去年の10月末。

百名ヒロキがエンジェル役でRENTに出演する。

ファンクラブ宛のメールを見返してみると、彼が10年以上前からこの作品を知っていて、図書館で楽譜とCDを漁るほど大好きな作品であること。何年もオーディションを受け続けていたこと。

彼がどれだけの思いでこの作品に臨むかが伝わってきて、何度見ても胸が熱くなります。

世界的に人気のブロードウェイミュージカル「RENT」。私も作品名は知ってましたが、観たことがなければ、どんなストーリーなのかを具体的に知ることもありませんでした。

でも世界中で上演され続け、日本でも7回目の上演となること。彼が並々ならぬ思いでシアタークリエの舞台に立つことを知って心から楽しみにしていました。

作品のあらすじや、百名ヒロキのこれまでについてはこちらに綴っているのでぜひ覗いてみていただけたら……!

 

ミュージカルRENTで熱演中 百名ヒロキの魅力|mai|note

 

ということで、ここではエンジェルヒロキの感想をひたすらに綴ります。(ネタバレ含みますのでこの先ご注意ください。3/19ソワレと、3/26マチネの感想になります)

1回目の観劇では気づけなかった、オープニングから少年姿で走り回るエンジェル。この生き生きとした姿が、生き生きとしてればしてるほど、物語が進むにつれて泣けてくるという……

一旦その切なさは置いておいて。その後結ばれてパートナーになるコリンズとの出会いのシーン。少年姿なのにどこか可憐で美しいエンジェル……い、いきなりときめく……

その後ドラァグクイーン姿で登場するときには待ってました!と言わんばかりの会場からの拍手。Today 4 Uをメインで歌い踊るエンジェルがそれはそれはもう華やかで!チャーミングで!足上げも片手での側転もとっても軽やか。しなやかな動きはさすがのヒロキ。

ちょっとした手や足の動きも女性的なのに自然で……あと今回一番驚いたのはなんといっても歌。他のキャストの方々がちょっとあまりにもすごすぎて(特にミミ役の遥海さんとか……圧巻でした……)ヒロキを知らない方からすれば普通に聞き流すレベルかもしれませんが、めちゃめちゃうまくなってて本当に驚きました。

高音が美しくて力強くて、エンジェルのポジティブさや優しさが表れてて。相当な努力をしたことが伝わってきてそれだけで泣きそうだったのですが。

涙が止まらないのは2幕。髪型もファッションも1幕と変わっててキュートだなー!なんてドラァグクイーン姿に見惚れてたら突然出てくる少年姿のエンジェル。コリンズに着替えさせてもらっている彼……いや彼女はか細くて、弱々しくて。ドラァグクイーンとして歌い踊ってた頃からは想像のつかない姿に。病院のベッドに横たわってコリンズに支えられてる様子を見て、エンジェルの命がもう長くないことを察します。

最後に他のキャストの真ん中で最後の力を振り絞るかのように儚く美しく踊ったと思ったら、「終わった」とコリンズが一言、ぽつりつぶやいて。エンジェルはこの世からいなくなってしまいました。

その後、他のキャスト全員がエンジェルに語りかけ、エンジェルに向けて歌ってるのが「百名ヒロキ」に向けて歌われてるかんじもしてしまって。ずっとRENTの世界で生きたくて夢見てここまできた百名ヒロキ自身のことも思い出されてもう……涙が止まりませんでした……

キャスト横一列で並んで歌う中、エンジェルの立ち位置だけがぽっかりと空いてて。一人離れたところで歌いながら、儚く消えていってしまうエンジェルを受け入れるのは辛かったけど。

最後の最後に、みんな集まるところにエンジェルが合流して、みんなと笑顔の姿で幕を閉じるのがまた尊すぎて、泣けすぎて……

なにこれもう……エンジェルの話じゃん、と……

エンジェルがみんなに、愛を教えたんですよね。ヒロキには本人の人柄も相まって「愛の人」が本当によく似合う。

 

1回目に観劇したときは2列目でしたが、カテコのヒロキの表情がよすぎて充実感と多幸感に溢れてて。心からおめでとうの気持ちが溢れました。みんながやってるから……ということではなく心からのスタオベをさせてもらって拍手してもし足りませんでしたねほんとに……

本編は切なく終わるのに、キャストのみなさんとわちゃわちゃするヒロキがまたかわいすぎて!これはみんなに愛されるわあ!と。(カテコでほどよく筋肉のついた二の腕に見入ってしまったことは秘密)

帰りに感想を検索すると、「エンジェルヒロキ」がいかに愛されてるかを知りましたし、百名ヒロキが確実に見つかっていて。終わってからもそれでまた泣きそうになりました。

彼の出演作の中では、百名ヒロキになって初めての舞台「ボクが死んだ日はハレ」が不動の1位でしたが。今回はそれに迫る勢いでとっっっても特別な作品になりました。

ありがとう、RENT。ありがとう、百名ヒロキ。

RENTの世界で生きる彼に出会えて、本当によかった。

No Day But Today.

 

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