10220

ジャニーズは夢の世界ではなく現実。うまく取り入れてヲタ活と日常生活のいいとこどりをゆるゆるめざしてます。

ジャニヲタがジャニヲタを呼ぶ街 渋谷、原宿

ゆるゆると始まってきた式の準備の第一弾として、先日初めての衣装合わせに行ってきました@原宿。

 

前回の式の会場との打ち合わせから大分経ってたし、衣装合わせといってもどういう段取りで進むかもわかってなくて、なんとなくどきどき…会場着いてから担当のお姉さんに案内してもらっても、テンプレートの天気の話などをしつつなんとなくよそよそしい雰囲気でスタートしました… したのですが!いざ試着を始めて見ると思いがけない展開に。

 

和装&洋装両方着させてもらったのですが、和装は自分が着てる服の上から着させてもらうので、試着室の中にこもることなく、そのまま新郎にもオープンに見てもらうスタイルで。

そのあと洋装になってからは一度自分の服を脱いでから着替えるので、試着室の中で担当のお姉さんと2人きりの空間になるんですね。

 

お姉さん「休日にされる趣味はあるんですか?」

 

ここまでは天気に続いてのテンプレート話題。

 

私「表向きにはバイオリンなんですが(笑)本当はジャニーズが大好きで」

 

お姉さん「そうなんですね!どなたが好きなんですか?」

 

私「ずっと好きなのはV6なんですが、最近はJr.をかなり追っかけてますね…」

 

お姉さん「ジャニーズファンとお聞きして、かなり親近感湧いちゃいました。実は私も好きで」

 

私「え!誰が好きなんですか!」

 

お姉さん「SixTONES松村北斗くんのファンで…それも入所してすぐの頃から…」

 

私「えーーー!!!私SnowManのファンです!!!ストもすごく好きです!!!ストでは私も北斗が好きです!」

 

というわけでここからは試着室の中ということも忘れて大盛り上がり。最後に行った現場はお互いの単独コンだとか、サマパラに全滅した話とか、今日から少年たち申し込みですねとか、さっきまでのよそよそしい雰囲気が一気に払拭されて、長いこと知り合いだったような距離の縮まり方をしました!!!!ちょっと好きレベルじゃない筋金入りのスト担さまとこんなところで出会えるなんて!!!!これだからジャニヲタはすごい!!!!

 

自分と新郎はどちらも誕生日が22日で、それもあって式の日も22日にしたのですが、なんと式の日を当日がお姉さんの誕生日ということもあり…いろいろな縁にすっかり驚きながらとても幸せな気持ちになりました!!!

 

思い返して見ると、前にも渋谷のレストランでヲタ女子会ランチしてたら、友達が水こぼしたときに拭きにきてくれた店員さんがまさかの、これから湾岸に行く高地担だったり…ジャニヲタがジャニヲタを呼ぶ街なんですかね、渋谷原宿エリアは。笑

 

表面上のお付き合いだけではわからない、おもしろい面が人にはたくさんある…だから自分のことも相手のことも積極的に知っていって、ジャニヲタであることは積極的に伝えていこう!!!そんなことを思った週末の昼下がりでした。笑

ふぉ〜ゆ〜とSnowManを応援する中でふと感じる切なさについて

このブログ読んでいただいてる方の中には、一体わたしが誰担なのかと不思議に思われてる方もいらっしゃるかと思うのですが…V6森田さんとふぉ〜ゆ〜福田さんとSnowMan深澤さんの3本立てでやらせていただいている、今日この頃です。(担当という概念に当てはまる場合にどうなるのかは聞かないでください笑)

 

で、全く異なるグループを比較することは良くないし比較できるとも思ってないのですが、ふぉゆとスノそれぞれの活動を応援する中で、幸せを感じるのと共に切なさをふと感じることが、最近特に多くて。

 

ふぉ〜ゆ〜は、同世代で付き合いも長く、今となっては超絶なかよしの4人の「ゆう」が集まって4人の世界が確立されているグループ。

個々で活躍の場を広げつつ、ふぉ〜ゆ〜としても定期的に舞台をやらせてもらいつつ、ラジオの冠も持ちつつ、テレビでは「売れない、売れたい、ベテランジャニーズ」として自虐的な姿勢をネタにしてたまにつめ跡を残す、というかんじ。

 

SnowManは長く同じメンバーでやってきた6人が新体制になって9人となり、それも1つのきっかけとして、主演舞台にCMに個々でのテレビ出演にananの表紙に連ドラ主演に…と、職人集団から、活躍の仕方が「王道アイドル路線」になってきてとてもありがたいなと感じるグループ。もちろん、職人のような努力と実力があってのことなのは言うまでもなく。

 

どちらのグループも、それぞれの形で活躍していて露出も増えてきてありがたいのですが、

ふぉゆはスノがいるような世界に行くのはもう難しいのかもしれない。逆に

スノがふぉゆがいるような世界に行くのはもう難しいのかもしれない。

と思うとほんの少しの、切なさが…

 

それぞれのグループに良さがあるのだから、比べるなんておかしいと言ってしまえばそれまでなのですが、

どこか、スノはふぉゆのようにこぢんまりな世界も大事にしながらマイペースに職人集団のようにやっていくのかな?と思ってた時期もあったし、

逆にふぉゆは、スノのようにたくさんのオリジナル曲を引っさげて単独コンサートをやったり舞台だけじゃない王道アイドル路線に行く可能性もあるのかな?と思ってた時期もあったから、

いい意味でも少し寂しい意味でも、それぞれが活躍するフィールドが固まってきたのかな…と、最近の活動を見ていて思いました。

 

でも、もちろんファンの要望や本人たちの意志次第でいくらでも実現できることはあると思うし、何より大事なのは

「ファンが何を求めてるか」と、「自分たちが何をしたいか」を常に考えてすり合わせて、うまくバランスをとってやっていくことなのかなと…

 

2つのグループを応援してると、なんだか不思議な感覚で、ふぉゆ担の立場から「スノがうらやましいな」と思うときや、スノ担の立場から「ふぉゆがうらやましいな」と思うときが、あるんだよね。

 

だからこそジャニヲタはおもしろいし、やめられないのだけど。

 

 

 

ジャニヲタ ほぼはじめてのプロ野球観戦

17時過ぎに退社して、食料を調達して、向かった先は…神宮球場!この歳にして初めて、ちゃんとしてきました。プロ野球観戦!

 

ヤクルト対ソフトバンク。そのどちらのファンというわけでもなく、ただただ優待価格で良席で観れるという理由だけで行かせていただいたのですが(全国の野球ファンのみなさまへ、土下座なみに謝罪の気持ち)

結果、とっっっても楽しかったです!!!!!

なぜ楽しかったのか。それはたぶん、自分がジャニヲタだからというのも大きな理由なのではと思いまして…ジャニヲタとしての自分の順応性と親和性を感じたポイントをいくつか振り返ります!

 

■選手への応援コール

みんなで一体となって歌ったり叫んだり。選手ごとにいろんなバリエーションがあって聴いてるだけで楽しかったし飽きなかった!!!笑

そして何度も聴いてるうちに、自然と覚えて気づけば一緒に口ずさんでるところが完全にヲタク。自担以外のコンサートに初めて入って、最初は戸惑うけどなんだかんだ馴染めちゃうあの感覚に似てます。笑

 

■選手の紹介シーン

選手登場のたびに、モニターに名前と顔がどーーーーん!!!!客席がきゃーー!!!まるでコンサートのオープニングでいちばんテンション上がる、あのかんじ!!!!しかも登場音楽がそれぞれの好みによってバラバラなのも、また楽しく…!あれはコンサート味がある瞬間でした。

 

■応援グッズ

ペンラのかわりに(←)ヤクルトファンのみなさんはかわいらしい小さい傘を持ってみんなで振るんですよね!!!すごくかわいらしく、一体感のある光景ですてきだったー!!

 

■ファンサ

つば九郎が途中出てきて、バズーカみたいなのを発射して客席にTシャツを届けてくれるファンサをしてくれて!あのときにTシャツバズーカを欲しがる客席は、コンサートでサインを欲しがるヲタとほぼおなじでしたね…!生つば九郎はかわいいというか愛しいというか…独特の愛され力をもってましたねーー!!!

 

■ファン同士の交流

「今の曲最高でしたよね!?!?!?」と、ジャニヲタがその場で共感しあって仲良くなるように、野球観戦中も「今のはいいプレイだった!!!」と感想を語り合って初めての人どおしで距離を縮めてる様子を見て、すてきだなあと!!お酒も入っていい具合にリラックスできて…あれはいい時間ですね〜!

 

唯一ジャニーズコンサートと違ったのは、豊富なオリジナルの食べものと飲みものが売ってて、観戦中にだらだらと飲み食いできること!!!!オリジナルレモンサワーにからあげに焼きそばに…あれは至福でした…しかも!各選手のオリジナルメニューとかすごくたのしいですね!!!ジャニでもフェスとかやって飲み食いしながらダラダラゆったり楽しめるイベントがあればいいのになー!!ディナーショーとかでなく!笑

 

というわけでとっても楽しく、いろいろと勉強になったプロ野球観戦でした。また他の球団、球場もぜひ体験してみたいです!!!!

アンダーグラウンドとオーバーグラウンドの架け橋 ジャニヲタの私がサカナクションとスガシカオに惹かれる理由

ジャニヲタやってるとそれだけで忙しくて、それ以外の音楽を積極的に追うのはなかなか大変だと思うのですが、そんな中自分が録画してるHDDを見返すとジャニーズに関係ない、音楽番組をちらほら録画してることに気づき。それがサカナクションと、スガシカオさん!!!

 

前から好きでサカナクションはライブにも足を運ばせてもらい、スガさんもフェスで拝聴して感動したりしてましたが

なぜ好きなのか…が最近自分の中で、くっきりしてきた気がして。

 

サカナクション山口一郎さんが出演する、フジテレビの音楽番組「人と音楽」を、見ました。

山口さんは自分たちのライブ以外にも、「各界のクリエイターとコラボレーションを行いながら音楽と様々なカルチャーが混ざり合うコンテンツを企画・運営し社会貢献や、より良いライフスタイルの提案を実現させる。」を理念として株式会社NFを立ち上げて、毎月通常のライブとは違うもう少しアンダーグラウンドな音楽の楽しみ方を体験できる「NF」というイベントを開催していて。

 

インタビューで語ってた山口さんの言葉が印象的で、アンダーグラウンドの世界とオーバーグラウンドの世界の間に入って通訳するポジションに自分たちはいる、みたいなことおっしゃってて…そこが、山口さんとサカナクションが素敵だなと思うところで。

 

まだメジャーじゃない若手アーティストと、小規模のクラブ音楽みたいなところでコラボすることもあれば、どメジャーなCM曲とか、ニュースのオープニング曲とかも、手がける。その幅広さがなかなか他にないし、片方の世界しか知らない人間を自然にもう片方の世界に誘ってくれるのが素敵だなって…

 

自分たちのライブの演出に、SHOCKを参考にしたという話もそう。ジャンルもアンダーもオーバーも全部飛び越えて、いいものを融合させる。その柔軟性がとっても好きです…

 

ジャニヲタやってると、やっぱり自分はどメジャーな世界しか知らない感というか、アンダーグラウンドなコアな世界を好む人からすると軽視されてるかな?とか、どこかそういう気持ちになるときもあるけど、

ジャニーズもメジャー寄りの、アンダーグラウンドとオーバーグラウンドの架け橋になれる(実際なってる)存在だと思うんだよね…

 

で、もうひと方の、スガさん。ジャニーズは言うまでもなくSMAPも嵐もKAT-TUNもみんなスガさんにお世話になっていて、どメジャーな世界の大ヒット曲を手がけていただいてるわけだけど、そんはスガさんもメジャーレーベルを辞めてインディーズで活動始めて、また最近メジャーに戻ったという…まさにアンダーとオーバーの架け橋を体現されている方…!すてきすぎます。。。と、いうのを先日のSONGSを見て、感じました。

 

この夏はなんとサマソニ(ミッドナイトソニック)とNFがコラボするということですでにチケット購入ずみですし、ジャニーズ以外の音楽にも積極的にも目を向けて「音楽の食わず嫌い」を少しでも無くしていきたいなーと思います!

 

結婚とお笑いコンビと最強シンメ

今週も1週間お疲れさまでした!!!早めに帰宅してゆるゆるとブログかいてます。

 

さて、遅ればせながら、山ちゃんと蒼井優の結婚会見…とってもすてきでしたよね…!

 

自分はもちろん蒼井優じゃないし、山ちゃんと結婚するわけではないのに(笑)「相手の好きなところ」に激しく共感してしまいました。

仕事に取り組む姿勢への尊敬とか

しんどいくらい笑わせてくれる笑いのセンスに魅力感じたとか

金銭感覚あうとか

 

2人の掛け合いはまるで長年いっしょにやってきたお笑いコンビのようで、あの空気感がすてきだと思いました。

 

結婚における夫婦の関係は、お笑いコンビみたいだよねほんとに!仕事の価値観が合って、しんどいほど互いのことをいじりあって、笑い合えて、
互いにないものは保管しあえて、
テンポが合って、
言葉がなくてもわかりあえる。

 

わたしの中でこれを完璧に全部もってる2人が、さまぁ〜ずさまぁ〜ず×さまぁ〜ずなんて、毎週これらの2人の魅力が見れて最高ですよね!?ね!?(どなたか見てますように)

 

で、お笑いコンビだけじゃなく…

そう。ジャニーズにもあてはまるじゃないですか!最強シンメの皆様方が!!!!!!

剛健も、いわふかも。それぞれのシンメの良さがあるけど、これらのベーシックなところは全て共通してる気がする…

 

自分も旦那になる人とはお笑いコンビのような、最強シンメのような関係になりたいなーとぼんやり思う今日このごろです。

All For You(V6)を和訳&深読み

和訳シリーズ、しばらくやってませんでしたがこれは!!!和訳しない訳にはいかない!!!こんなにやりがいがありそうな作品!!!というわけで前置きもほどほどに、さっそくやってみたいと思います。。

 

【歌詞】

Wake up by the sun
When I open my eyes
I find you smiling at me

After all is done
gazing with longing eyes
I see you looking at me

 

【訳】

太陽の光で目覚め

目を開けると

君が僕に微笑んでることに気づく

全てが済んで

物欲しそうな目でじっと見つめ

君が僕を見てることに気づく

 

【歌詞】

I'm gonna gonna gonna stay here with you
slowly gently naked
we'll be making love
I never never never lose or leave you
So let's forget the pain and just focus

 

【訳】

僕はここで君といることにするよ

ゆっくり やさしく 裸になって

抱き合う(営みをする)んだ

僕は君を絶対に失わないし君の元から去らない

だから痛みを忘れて集中して

 

【歌詞】

So tell me what you like
I'll give anything you want
Tell me what you like
I'll take you anywhere you want
All for you

 

【訳】

何が好きか言ってごらん?

君がほしいもの僕が何でもあげるよ

何が好きか言ってごらん?

君が行きたいところにどこへでも連れて行ってあげるよ

全て君のために

 

【歌詞】

Like a lonely girl
I know you been crying
over something you're missing

Don't have to hurry now
You know I will always wait for you

 

【訳】

まるで孤独な少女のように

君が泣き続けてたこと僕は知ってるよ

君が失った何かのために

今は急がなくていい

僕はいつも君のことを待ってる 

 

【歌詞】

I'm gonna gonna gonna stay here with you
Clashing over and over
defining our love
I never never never lose or leave you
no matter what my baby just focus

 

【訳】

僕はここで君といることにするよ

何度もぶつかりあって

僕たちの愛を明確にするんだ

僕は君を絶対に失わないし君の元から去らない

たとえ何が起きても ただ集中して

 

【歌詞】

So tell me what you like
I'll give anything you want
Tell me what you like
I'll take you anywhere you want
All for you

 

【訳】

何が好きか言ってごらん?

君がほしいもの僕が何でもあげるよ

何が好きか言ってごらん?

君が行きたいところにどこへでも連れて行ってあげるよ

全て君のために

 

 

以上です!英語だとおしゃれでなんとなく聴き流してしまうけど、日本語にするととっっっっても興奮しませんか…!相手の女性が、この歌詞の本人(男性)に守られてるようでいて実は女性のほうが上手な気もしてくるので不思議…

冒頭の、微笑みながら物欲しそうに見てるところとかね…もしかしたらここは、「物欲しそう」よりももっとやわらかい「羨望の眼差し」のようなニュアンスかもしれないけど…こればかりは英語で見ただけだとなんとも言えませんね。。

意味を考えながらあらためて聴くと、とってもどきどきしますので、少しでも参考にしていただけましたら幸いです…!

 

BACK BEAT について

小さい頃、イギリスのAbbey Road Studioの近くに住んでいたわたしにとってThe Beatlesは馴染みがあるような、でもその歴史を色々知りきれていない神聖なものであるような…特別なバンドでした。

っていうとなんかカッコつけの、感じが悪い帰国子女みたいで普段は自分の口から語るのをためらいますが(笑)BACK BEATを見てしまったものだから語らずにはいられない!!!!

 

もうこれはジャニーズに興味あるとかないとか関係なく、全ての音楽好きが見るべきですね。
自担が出てるとか出てないとか関係なく気になる作品は見るべきだなと、あらためて思いました…演出が石丸さんでビートルズの物語でキャストが加藤さん戸塚さん辰巳さん上口さんってもう!これは!見ないわけにはいかない!!!と思ったけど見に行ってほんっっっっとによかったな…少しはエンターテイメントの楽しみ方や選び方が大人になったのでしょうか。笑

年を重ねて視野が広がったのかもしれません。

 

何から語っていいのかわからないので、思いつくがままにつらつらと。

 

■観劇後の好奇心

観劇後に、早く調べたい!!!もっともっともっと知りたい!!!ビートルズのことを!!!!ってなったあの感覚は、今まで舞台見に行ったあとに一度も感じたことのない感覚で、すごく不思議でした。それだけ受けた感動が大きかったし「これだけじゃ物足りない」感が強かったのだとおもう。むさぼるようにビートルズの歴史を調べて…いかに断片的にしか知らなかったかを痛感し、反省。

劇中でもドラッグの描写とかいろいろ刺激的なシーンがあったけど、実際はもっとすごかったんだなあと…特にジョンとジョージはデビュー後にドラッグによって不思議な絆で繋がってた時期があって、ポールと溝が生まれてたとか全然知らなかったし、BACKBEATでは描かれてない「その先」のジョンとジョージの話とか色々続きが見たいなと思いました。
何よりもっともっと見たかったのはピートね!!!あまりにあっけなく解雇されてさ…ドラマで感情をあらわにするシーンは圧巻だったけど、その後彼なりに報われたのかどうかとか、知りたい要素がありすぎた。


■キャストについて

まず加藤和樹さん。あの圧倒的なオーラ、みんなを巻き込んでいく説得力、荒っぽいんだけど華があって色気があって…すごかった。王道のミュージカル俳優の方、というイメージが強かったので程よくしゃがれた声でロックンロール歌われたときには打ちのめされました。
それでいて、裏では手作り二郎ラーメン振舞ってるとか…すてきすぎて抱かれたいです… ←


そして戸塚さん。普段、戸塚さんの舞台をよく見ている先輩から彼の演技は「天才型の憑依系 である」というようなことを聞いてたけど、まさに。特に後半…すごかったね…もがき苦しむ様子に思わず涙が出たよ…あと、生々しいラブシーンがたまらなくよかった。爽やかアイドルスマイルの戸塚さんなんてそこには一切いなくて、欲望をむき出しにしたスチュ本人のラブシーンだった。


辰巳さん。ふぉゆ担として、この錚々たるメンバーのなかでジョージハリスンを演じる辰巳さんを見るとこができて、本当に誇らしかった。屈折した人たちのなかで、若さ・無邪気さ・まっすぐさが際立っててとても良かったとおもう
…演奏もきっとすごく頑張ったのだろうとグッときました。楽器初心者で、あの迫力ある生演奏はすごい。上級者ビートルズファンからすれば、そりゃ物足りないのかもしれないけど、 初心者であそこまでってどれだけの努力があったことか…しかも表情作りながら、演技しながら、だからね。すごすぎます。


一方でJUONさんの演奏がもう…すごくて…
JUONさんの演奏がなかったら、全体的にあんなに説得力のある作品になってないはず。
あの演奏の凄さは、言葉では伝えきれない。
感じることでしか、知り得ない。


■正しさと芸術性

ドラッグとか女遊びとかアルコールとか、それも含めてのロックンロールだったあの時代。

時代が違うといってしまえばそれまでだし、
もちろんドラッグなどを正当化するつもりはまっっっったくないけど、あの頃はそれでもどこか正当化されてたものが
今はすべて制限されていて、ルールを破った人間はどれだけいい作品を生んでも正当化されることはないし、その作品そのものも存在が消される。


なんか正しいことと芸術の関係性って難しいなって、思いました。そんな高尚な人間じゃないから難しいことはわからないけどさ…


■石丸さんの演出

すばらしかったです。
ボクハレのときもおもったけど、ポップなアプローチなんだけど深く深く生死について考えさせられるあの感じ。
スチュが死んだ時に、ジョンが「人間は生きてるか死んでるかのどっちかで、その間はない」って言ってて、当たり前のことなんだけど…
「そうだよな。いつか死んで自分もそっちの世界に行くんだよな…愛する人もみんな行っちゃうんだよな…」って思ってなんだか切なくなりました。

ラストシーンが特に良くて、スチュが亡くなったあとジョンが生きてる間、スチュはきっとビートルズにいたし、
ジョンも亡くなったあとは、天国でふたりで再会してるのかなとか…
あの額縁のなかのふたりを見て、変わらない深い友情に想いを馳せました。


ビートルズファンの父に見せて、感想を聞きたいなと強く思いますね…

というかビートルズ来日時の前座をつとめた尾藤イサオさんまで出演されてるとかあらためて本当にすごい舞台だな!!!!!!!

可能ならもう一度見たいくらい。

パンフレット買わなかったことを激しく後悔しつつ、しばらくはビートルズをヘビロテすることにします。